行動科学実践の手引き。

人が自由に行動し、自由を謳歌するために、行動科学(行動分析学)の知識と実用的なノウハウを記す。

快適ワークスタイル

生産性を低下させるマルチタスクのヤバさと行動科学を活用した対策

仕事をマルチタスクで進めると生産性が低下します。 既にいくつかの書籍でも言及されていることですが、改めて行動科学の観点からどのように生産性を低下させるのか、またどうすればマルチタスクを回避し生産性を高められるのかを考察します。 生産性を低下…

悩みは障害ではない。僕らには「嫌な気分のまま行動する」という自由がある。

考えることは人間にとって強力な武器。あまりにも強力すぎるので、それは時に僕たち自身を傷つけます。 僕たちは”考えるからこそ不自由になる”ことがあるのです。問題が生じて嫌な気分になったとき、何とか解消しようと考え悩むことは、その嫌な気分に行動を…

お金がない・時間が無い・能力が無い、だから僕たちは不自由なのか?

お金や時間、あるいは能力といったリソースの不足は、僕たちに不自由さを感じさせるものです。 リソース不足は時間をかけることを前提とすれば、単なる課題でしか無い。ところが、リソース不足を性急に解消しようとすると、悪循環に嵌まって抜け出すことが困…

社会的なルールや法則を活用する視点が自由の足場となる。

僕たち人間は社会的な生き物。 社会的なので、人と何らかの関わりを持ちながら社会的な活動を営みます。また、生き物なので「生存すること」は、通常は意識しないけれども、とても優先度の高い欲求だと言えます。 この社会的であること、そして生き物である…

自由になりたいなら不自由さについて知ることから。

自由になりたい。 ならばまずは「不自由さの正体」を知ることから始めねばならない。なぜなら僕たちに厳密な意味での自由はなく、自由を感じられる瞬間、そこには常に「不自由さからの解放」があるからだ。 数年前、ラジオにコメント出演したことがありまし…

目標は無くてもいい。でも立てる場合は、この5つの指針を参考に。

目標はなるべく立てない方がいいんじゃないかと思うのです。 皆さんに聞いてみたいのは、「目標って達成したことありますか?」という質問です。 多分、一部の人を除いて悲観的な答えが返ってくるんじゃないかと。ちなみに僕はどうかというと、2割くらいは達…

報酬とやる気(内発的動機づけ)の関係についての1つの結論。

面白い論文を発見したので、そのシェアを。やる気について関心がある人は、必読です。 ci.nii.ac.jp 時々ネットでも話題になるのですが、報酬を与えると外発的動機になって行動に創意工夫が見られなくなったりとか、自発的な動向を阻害したりする、といった…

行動分析学が教えてくれる楽しい人生の作り方。

好きなことができている時って、楽しいですよね。 でも、好きなことって何でしょうか?今回は、この「好きなこと」をもう少し科学的に説明します。好きなこととそうでないことには、どんな違いがあるか。その科学的な背景を知っておくと、好きなことを見つけ…

最大限のパフォーマンスを引き出す集中力の作り方

高い集中力を発揮できれば、やるべきことをどんどん終わらせることができます。集中できないままダラダラと作業を続けるよりも気分もスッキリするでしょう。 そんなハイパフォーマーな自分になるためにも、是非集中力が欲しい。 でも実際の僕たちはなかなか…

マタイ効果の恩恵を得るコツは「アウトプット」を積み重ねること

マタイ効果とは「富める者はますます富み、奪われる者はますます奪われる」という現象を指す言葉。で、これが僕たちが上手くいったり、いかなかったりする理由を説明するのに使いやすかったります。 つまり、ある程度の成果・評価を確立した人は、また次の成…

考えるすぎる人でも大量行動できる頭の使い方

考えすぎてしまって動けなくなる。そんな悩みを抱えている人は、思いの外多いようです。せっかく色々と学び知識を深めたにもかかわらず、行動を躊躇ってしまい活かすことができないわけです。 もちろん、それは本人もよく分かっています。しかし、行動するな…

「やりたいこと・やるべきこと」の優先順位が決まる意思決定の方法

時間さえあれば、お金さえあれば、もっとやりたいことがやれるのに。 あるいは…。 願望や思いを優先した結果、やりたいことに邁進することができている。 でも頭のどこかではこのままだとやばいことになるかもしれない…と警鐘がなっている。 やりたいことを…

人生の目的が見つからないという悩みに終止符を。

僕たちは時々、人生の目的を明確にしたいという欲求を持つことがあります。何のために生きているのか、どこを目指して生きているのかをハッキリさせた方が、何だか後悔のない人生を送れそうな気がしますよね。 だから人生の目的を探すのです。ハッキリさせよ…

考えることが持つ行動を変える力と思いどおりに行動するための工夫

今日は早く寝よう!と思っていたのに夜更かしして次の睡眠不足になったり、今日は食事を控えめにしようと思っていたのに、いざ目の前に料理が出てくると食べすぎてしまったり。 ええ、僕のことですヽ(´ー`)ノ どうも考えた通りに行動できる時とできない時っ…

現実逃避の原因を解消する超スモールステップ法

ゴールが遠い仕事って大変です。さっさと片付けたいのに簡単には終わらないから気が重くなりますよね。でも、やった方がいいし、やらなきゃとも思います。その板挟みの結果、僕たちは現実逃避を選んでしまいます。 ゴールが遠い仕事は何故、こんなにも僕たち…

スマホに現実逃避してばかりで仕事が進まない方への「行動レシピ」

仕事でちょっと詰まってしまうと、ふっとスマートフォンに手が伸びてしまいます。それでゲームを始めてみたり、動画を見始めたり、ニュースを読み始めたりしてしまいます。ええ、現実逃避です。 なぜスマホはこんなにも僕たちの仕事の邪魔をしてくれるのでし…

行動できる時と行動できない時の違い。記録で見える自分の動かし方。

行動できる時とできない時ってありますよね。あれ、なんででしょうね。やる気が一定じゃないから、行動できたりできなかったりするんでしょうか。それとも、どんなときも行動し続ける意思の強さが足りていないから? いえいえ。そんなのは行動の原因じゃない…

行動科学に基づいた「自分の才能・強みの見つけ方」とは?

自分の才能や強みがハッキリすれば、どこを頑張るべきかも分かりやすくなりそうです。報われる努力になりそうな気もします。しかし問題は、その才能や強みが何かよく分からないということ。どうしたら自分の才能や強みを知ることができるのでしょうか。 一般…

独立したのに「やりたくない仕事に忙殺」されている人のための断る力

自分のペースで働きたくて独立しのに、なぜだかやりたくもないし事に忙殺される毎日に・・・なんてことがあります。 収入が不足していたりすると、やりたくもない仕事でもやるしかなかったり、どうにも断り難い相手からの仕事でつい引き受けちゃったり、まぁ、…

周囲は残業しているのに定時に帰るスタイルを続けるべきか、止めるべきか問題

こんな風に仕事をしたい・・・という自分のペースやスタイルを持っている方もいるでしょう。僕もそのタイプです。しかし、時に自分のペースやスタイルを守ることに罪悪感みたいなものを感じることがあります。 自分のペースを崩して頑張れば周囲が助かったり喜…