個人事業家・フリーランスのための行動分析学 - 行動アシストラボ 矢野浩史

僕たちは行動分析学をもっと”使える”道具にする。

目標は無くてもいい。でも立てる場合は、この5つの指針を参考に。

目標はなるべく立てない方がいいんじゃないかと思うのです。

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皆さんに聞いてみたいのは、「目標って達成したことありますか?」という質問です。

多分、一部の人を除いて悲観的な答えが返ってくるんじゃないかと。ちなみに僕はどうかというと、2割くらいは達成できたけど、残りはいつの間にか忘れちゃった・・・でしょうか。

立てた目標は必ず達成した方がいい

さて、まず最初にハッキリお伝えしておきたいことは、目標を立てたなら必ず達成した方がいい、ということです。

期限は過ぎても構いません。でも、目標に記述した結果は達成した方がいいです。何故なら、ある目標を達成したという事実は、確実に僕達の自信になるからです。過去にできたことがあるという経験は、どんな知識やノウハウにも勝るものです。詳しくは書きませんが、成功体験は僕達を確実にステップアップさせます。

反対に、目標を達成できなかったという体験は、通常、僕達の可能性を狭めるものとなってしまいます。「あれはできなかったな~」という経験の繰り返しは、僕達からチャレンジする意欲を奪っていきます。

だから、まず頭に入れておいて欲しい1つ目の目標設定の指針は次のようになります。

目標設定の指針 その1

目標を立てたなら、必ず達成しよう。途中で挫折しそうな目標なら、立てない方がいい。

そうすると、なかなか目標を達成できなかった僕らとしては、そんなこと言われても・・・と途方に暮れてしまうわけです。今回書きたいのは、そのジレンマをどう解消するかです。

決断のテンションが持つ期間で達成できる目標にしよう

ではでは、本題に入っていきましょう。

こちらでお伝えしたように、決断には賞味期限があります。大抵の場合は、2週間~1ヶ月程度しか持ちません。長くて3ヶ月です。

で、目標設定と決断はセットなんですね。「この結果が欲しい、必ず達成するぞ!」と決断するのがスタートなんです。ところがその決断には賞味期限がある。期限切れに伴って、僕達の行動量は低下していきます。そうすると、当然ですが目標は達成できません。

残念!><

だから目標を設定するなら、決断の賞味期限内に達成できる、または一定の成果が得られるものが望ましいです。

必然的に次の指針が見えてきます。

目標設定の指針 その2

目標を立てるなら1ヶ月以内に達成できるもの、長くても3ヶ月以内に達成できるものにしよう。

目標を立てるのは期間限定で負荷をかけるため

もう少し考えていきます。

そもそも目標は何のために設定するのでしょうか。一つは前述した通り、成功体験を積み重ねるためですが、あともう1つ理由があるんです。それは期間限定で自分に発破をかけるためです。

目標達成は短距離走だと思ってください。短距離走だから移動速度は速くなりますが、負担が大きいので、長時間走ることはできません。ほんの少し先にあるゴールまで、ちょっと早めに到達したい・・・、そう思った時が目標設定のタイミングです。

よく目標は大きく描こう、と言われます。その方が目標が引力を持って、僕達自身を惹きつけ行動を促すからです。これも間違ってはいません。ただ、難易度が高いなぁと感じます。独力でそのような目標を立てるのは、結構大変でしょう。

なので、僕はいまこれと反対の立場を取ります。

目標はちょっとだけ背伸びをしたもので十分です。短距離なので、遠くのゴールにはたどり着けないんです。大きな目標はビジョンとして描きましょう。僕はビジョンはマラソン、目標は短距離走と考えています。

ビジョンについては別途取り上げるとして、今は目標についてです。

短距離走な目標はスタート地点からもゴールが見えている

マラソンはスタート地点からゴールが見えませんが、短距離走の場合は、スタート地点からゴールが見えます。ハッキリと見えるはずです。どうやってゴールにたどり着くかも明らかですし、やるべき事もシンプルで分かりやすいでしょう。

但し、欲しい結果は今までの自分にとって未知のものです。

自己ベストのタイムを出したいのかもしれませんし、いままではベスト16で敗退していたので、レースに勝ってベスト8に進みたいのかもしれません。いずれにせよ、そこにはチャレンジがあります。

これが目標です。

というわけで少し纏めます。

目標設定の指針 その3

目標を設定する際は、

  • 欲しい結果
  • 辿り着く方法
  • やるべき事

が「具体的」に分かっていること。

目標設定の指針 その4

目標を達成した結果や達成するまでの条件(時間等)が、今までの自分にとって未知のものであること。

目標設定の指針 その5

目標設定に最適なタイミングは、その未知の成果にチャレンジしてみたくなった時。

指針から大きく外れるなら目標は立てない方がいい

以上は指針ですので、必ず守れというわけではありませんが、あまりにも指針からかけ離れてしまう場合は、目標は立てない方がいいでしょう。メリットが無いだけでなく、弊害の方が大きいです。

で、そうすると、恐らく目標に向かって取り組んでいる時間よりも、目標もないまま日常を過ごしている時間の方が長くなります。僕はそれでOKだと思っています。そんなしょっちゅう短距離走しなくてもいいじゃないですか。普通に日常を過ごしましょう。

一年のうちで、ここは頑張っておきたいなぁ~、ってところで目標を設定するようにすればいいです。その際は今回お伝えした指針に沿って。そうすれば、目標に挫折しがちな僕らでも、目標を達成するという経験を得やすくなります。

ふふーん、俺、やるじゃん♪

そんなプチ優越感を、是非味わってください。結構、気分いいんですよね。