行動科学実践の手引き。

人が自由に行動し、自由を謳歌するために、行動科学(行動分析学)の知識と実用的なノウハウを記す。

やりたいことをやる!で取り組んでみたけど、中途半端に放り出したものがどんどん増えていく問題

Q.やるべきことに縛られるのではなくて、やりたいことをやる方がいい!・・・はずなのだけど、どうも途中で放棄してしまっているものだかけになってしまう。なぜに。 A.やりたいことをやる!という建前で現実逃避をしているだけかもしれません。やってみたら思…

現実逃避せずに目の前の作業に集中するための行動マネジメント法

Q.集中力を保って作業を続けられません。我慢できずにゲームをしたり、動画を観たりします。作業の完了まで時間がかかってしまいます。 A.完了まで時間がかかる作業は、途中で現実逃避に嵌まりやすいです。中間作業で明確なメリットが得られるように、トーク…

余裕で習慣になる「読書を娯楽化」するポイントとは?

Q.仕事のために本を読む習慣をつけたいが、いまいち気分が乗らない。 A.残念ながら読書の習慣化と考えている時点でアウト。読書とは「気づき」という体験を楽しむ娯楽です。仕事のための本を選ぶのではなく、あなたが楽しめる本を選びましょう。それが何より…

複数の仕事を抱えて効率低下に苦しむ人がやるべきこと

Q.複数の仕事を同時並行でやっています。上手く管理できていないのか、効率が悪いように感じています。どうすればいいでしょうか。 A.1つの仕事に集中するための「ひとかたまりの時間」を作ること、再開のためのToDoを未来の自分に設定することで、効率の低…

忙しさのせいで止めてしまった習慣を再開する方法とは?

一度、習慣化できたとおもった行動が止まってしまうのは悲しいものです。 ある時、一念発起して始めた行動が、幸いにも継続できて習慣化した・・・のだけど、仕事が忙しい時期にどうしてもやれなくて止まってしまった。この忙しさが終わったらまた再開するぞ!…

抜群の継続力が得られる行動契約のススメ

習慣化したい行動がたくさんあります。僕にもあなたにも。だから行動を継続する力が得られれば、どんなに良いことか。 しかし現実は厳しいもので、なかなか行動を継続することができません。継続したい思う行動ほど、続けることの難易度が高く、何度も挫折し…

意思の強い人間になるための行動科学的トレーニング

Q.ついついその場の誘惑に負けて、やるべきことができません。意思の強い人間になるにはどうしたらいいか。 A.意思の力とは、自分で出した指示に、自分の行動を一致させることを指しています。つまり、意思の強い人間になりたいのであれば、自分の指示通りに…

調子のいい日を増やすために「じぶん実験」をしてみよう

Q.調子のいい日は集中して仕事ができて効率もいいが、調子の悪い日はいまいち集中しきれません。どうしたら調子のいい日を増やせるでしょうか。 A.調子の良し悪しは、最終的には具体的な行動に現れるはずです。どんな具体的な行動に影響があるかを考え、行動…

実用性の高いアイデアを作る能力は「環境」で伸ばす

実用性のないアイデアは問題を解決しません。そればかりか、そもそも実行困難で試すことすらできない、という場合もあります。 このような机上の空論的なアイデアではなく、より実用性の高いアイデアを作るためにも、アイデアを試すための機会が欲しいところ…

創造力を高める行動科学的トレーニング法

現状に不満があるから変えたいと思い、アイデアを練ってみるも何も浮かんでこない。あるいは頑張って考えてみたものの、どうも良い思いつきにはみえない。そればかりか他の人から言われたことの方が、自分で考えたことよりも素晴らしく見えてしまう。 そんな…

継続できたはずの行動が元に戻ってしまう理由と対処方法

Q.改善できたはずの行動が元に戻ります。 ダイエットや部屋の片付け、ブログなど、ある程度は行動が継続できるのに、一定期間経つと元に戻ってしまいます。 A.外的要因で行動が改善していたのだと思われます。その外的要因が戻ってしまったので、それに釣ら…

後悔するのが不安で始められない方への行動科学の処方箋

Q.自分のやりたいことに確信が持てない。 やりはじめて違った時に、嫌なことをやり続けることになるのが不安。 A.やる前から確信を持つのは不可能です。また、不安を解消することも不可能です。解決不可能な問題を解決しようとしても、時間と労力が費やされ…

行動科学に基づいた「自分の才能・強みの見つけ方」とは?

自分の才能や強みがハッキリすれば、どこを頑張るべきかも分かりやすくなりそうです。報われる努力になりそうな気もします。しかし問題は、その才能や強みが何かよく分からないということ。どうしたら自分の才能や強みを知ることができるのでしょうか。 一般…

考えて行動できない2つの理由と、それでも上手く行動する2つのコツ

ついつい考えなしに行動し、手痛い目に遭ってしまうことがしばしばある。繰り返し失敗するのは嫌なので、行動する前にちゃんと考えられるようになりたい・・・という悩みを聞くことがあります。 考えるより先に行動しちゃって失敗を繰り返す人からみると、しっ…

時には先延ばしも悪くない、その「先延ばしの効果」に注目してみよう

Q.先延ばしって常に良くないことなのでしょうか。どうにもやる気が起きない時は先延ばししてもいいと思うのです。 A.先延ばしをしているという行為だけを見ていては、良くも悪くもレッテル貼りになてしまいそれ以上の評価ができなくなります。その先延ばしは…

目標を立てても忘れてしまいがちな人のための目標設定のコツ

Q.せっかく立てた目標をよく忘れてしまいます。忘れないようにする方法はないでしょうか。 A.目標を忘れても特にデメリットがないのが問題かと。つまり「どうでもいい目標」になっているのです(レッテル貼りだ!)。目標のことが気になって仕方がない状態に…

目標に「しっくりこない」「迷ってしまう」なら、ある事前準備が不足しているかもしれない

目標を立ててみたけど、どうもしっくりこない。達成したいといえばしたいけど、時間と労力をかけるだけの踏ん切りが付かない・・・。 自分が「達成したい・その結果が欲しい」と思えるだけの目標を立てるためには、予め「必要なもの」があります。それが無いま…

目標設定の極意は「考えること」ではなく「試すこと」にあり

Q.頑張って考えてもスッキリと納得できる目標が立てられません。 自分が何を欲しいかよく分かっていないのかも・・・。 A.スムーズに目標が立てられないのであれば、あなたにはその分野についての経験が不足しています。いますぐ納得できるだけの目標を立てるの…

頑張りが無駄にならない「賢い努力」の見極め方とは?

Q.賢く努力しないと無駄になると聞きました。 でも、賢い努力かそうでない努力か、どうすれば分かるのでしょうか? A.努力をしようとしている分野への理解と、自分のできること・できそうなことへの理解が不足が、努力の方向性を決められない原因。仮説検証…

努力しても結局才能のある人に負けちゃうのでは・・・それでも努力する?

Q.努力で才能の差は埋まるのでしょうか。努力が同じなら、結局才能のある人には負けちゃうのでは・・・。 A.成果を期待するのは止めましょう。行動すること自体が楽しい何かに取り組んだり、実験的な感覚で努力してみるといいんじゃないでしょうか。でもね・・・(…

独立したのに「やりたくない仕事に忙殺」されている人のための断る力

自分のペースで働きたくて独立しのに、なぜだかやりたくもないし事に忙殺される毎日に・・・なんてことがあります。 収入が不足していたりすると、やりたくもない仕事でもやるしかなかったり、どうにも断り難い相手からの仕事でつい引き受けちゃったり、まぁ、…

周囲は残業しているのに定時に帰るスタイルを続けるべきか、止めるべきか問題

こんな風に仕事をしたい・・・という自分のペースやスタイルを持っている方もいるでしょう。僕もそのタイプです。しかし、時に自分のペースやスタイルを守ることに罪悪感みたいなものを感じることがあります。 自分のペースを崩して頑張れば周囲が助かったり喜…

完璧主義を越えて「完璧以上」を目指せば行動しやすくなる。

Q.完璧主義でなかなか行動できません。完璧主義を直したい。 A.無意識的に自分で行動への負担感を高めている状態なので、基準を下げることを受け入れるか、敢えてそれでも完璧を目指してみるかのどちらかを、自覚的に選択してみてはどうでしょう。自分で選ぶ…

やりたいと思ったらすぐに実行できるようになりたい

Q.”○○がやりたい”と思いつくけど、すぐに行動できない。思いついたら、なるべく早く実行できるようになりたい。 A.やりたいことについての具体的な行動が書き出せるのであれば、適切なタイミングで行動を促すためのきっかけ(プロンプトや弁別刺激)が提示さ…

頭がいい人の考え方が手に入る訓練:スマートノート

少し考えることが得意な人は、物事についてそれらしい結論を出して「分かった気」になることがあります。その結論は抽象的に表現されていることが多く、それ故、結論自体に誤りはありません(ex. うちの社長は○○が分かっていない)。 しかし、抽象的に表現さ…

少ない負担で大きな成果を作る「効率の方程式」とは?

頑張ったり、努力したりするのは大変です。大変なんですが、その頑張りによって将来が楽になる人と、あまり変わらず将来もまた頑張り続けなければならない人とがいます。どうせ頑張るなら、後々が楽になるように頑張りたいところです。 ではどんな頑張り方が…

とにかく仕事が多すぎて減らないなら、効率よりも「仕事の引き受け方」を見直そう。

Q.とにかく仕事量が多すぎて終わる前に次の仕事が増えてしまう。もっとサクサク仕事を片付ける方法を知りたい。 A.先に仕事量に制約を作ってしまいましょう。これだけの時間しか仕事ができない、という環境を作ってしまえば、それに入れられる分の仕事しかで…

完璧主義で手が動かない、何も浮かばない・・・どうすればいいのか?

Q.レポートを提出しなければいけなくて、良い内容にまとめようと意気込むのですが、いざ始めてみると手が動きません。書くべき内容も浮かんできません。 A.1つは「良いレポートを書く」を具体化することです。具体化できれば行動しやすくなるでしょう。もう1…

成果が出ないことに備えておけば、目標達成まで行動は継続できる

自分なりに頑張って行動しているのに結果が出ない時というのは、行動を継続させるのがとても困難な場面です。特に「明確に悪い結果が出るわけでもなく、寧ろ何も起きない・・・」という場合、次に何をどうしたらいいか分からなってしまいます。 しかし、残念な…

上手くいかない時も淡々と行動を継続し、成果をたぐり寄せる知識とは?

目標達成を目指して頑張ったのに、思うように成果が出ないことがあります。 そういう時、よくやってしまいがちなのが、成果が出ない理由を自分の性格や能力のせいにすることです。またそれと同じくらいありがちなのは、「この目標はやりたいことじゃなかった…